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- 1 プロセス計測制御機器の技術解説
- 1-3 操作端
1-3 操作端
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1.はしがき
ここでいう操作端とは、調節器からの信号を受け、直接プロセスを制御する装置をいう。
プロセスオートメーション分野において、最も多く使用されている操作端は、配管路に取り付けられ、管路の開閉又は流路面積を変化させることにより、流体の流れを制御するバルブ(オンオフを含む)である。他に操作端として、コンベヤ、可変抵抗器、可変速電動機、無段変速機、その他の機械設備が用いられることもあるが、後者の場合はこれらを駆動する装置やモータ等までをプロセス制御の操作端としている。
操作器は直接プロセス流体に接しないため、信号と駆動源(補助動力)の種類......空気圧、電気、油圧......、出力(操作力)、出力軸の動作(直線か、回転か)等により操作端の種類を分類するが、この編では駆動源別に分類している。
3.1 空気式操作端
3.2 電気式操作端
3.3 その他の操作端
3.4 弁形式選定ガイド
3.5 ポジショナ
バルブは、調節器や変換器が比較的標準化されているのに対して、使用する場所の条件(屋内、屋外、寒冷地、熱帯地、防爆、防水、防塵、防食等)やプロセス条件(流体温度、圧力、差圧、流量、腐食性、その他)等により、その都度、個々の使用条件に適合した仕様のものを選択する必要がある。
バルブの代表として自動弁を例にとると、駆動源により自力式と他力式に分けられ、他力式はさらに操作器の種類により分類される。なお、弁本体部に関する検討項目だけでも、弁の形式、弁のサイズ、圧力定格、接続形式、上蓋形式、本体およびトリムの材質とその硬化処理の要否、パッキン、潤滑剤の選定の他、禁油処理および禁水処理等の洗浄条件まで含まれ、すべてプロセス条件に関連して選定されている。