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- 1 プロセス計測制御機器の技術解説
- 1-5 計装パネル、補器類等
- 1-5-3 保守用機器
1-5-3 保守用機器
工業計器の保守用機器の重要性は"はしがき"で述べたが、用途別に大別すると、まず校正用測定器や機器類があげられる。 以下に掲載品の主なものをあげ、簡単に説明する。
- ディジタルマルチメータ
計器の調整や試験のための電圧、電流、抵抗などの測定器で、ハンディタイプのものや、高精度のベンチタイプがある。 - 絶縁抵抗計
電子式計器の回路や部品の劣化などを検査する絶縁抵抗測定器。 - クランプメータ、クランプテスタ
導線に流れる直流または交流を磁界により、検出するもので、配線をはずすことなく、導線をはさむだけで、簡単に計測できる。 - ディジタル圧力計(ディジタルマノメータ)
伝送器や圧力計の調整、校正のための高精度圧力測定器。 - 標準圧力発生器、加圧ポンプ
空気式計器や伝送器の調整、校正のための空気圧発生器。 - キャリブレータ、コミュニケータ
キャリブレータは、伝送器を調整するための加圧装置、圧力設定部、電気信号の測定機能をまとめたもの、また、コミュニケータは通信機能を持つフィールドセンサの内部データをモニタしたり、測定スパンの変更などを行う。ハンドヘルドタイプの遠隔操作器。
今後、フィールド側通信の標準化に伴い、フィールド側計器のチューニングがメーカを問わず可能な携帯操作機やパソコン上のツールが、普及していくと思われる。