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- 1 プロセス計測制御機器の技術解説
- 1-1 発信器(検出器、変換器等)および検出指示等一体形計器
- 1-1-6 その他の諸量計
- 1-1-6-7 角度・位置・変位計
1-1-6-7 角度・位置・変位計
角度、変位計を測定原理により分類すると、角度計では、すべり抵抗式、ロータリエンコーダ式、インダクタンス式(シンクロ式)等がある。また変位計には、ストレンゲージ式、インダクタンス式(シンクロ式)、リニアエンコーダ式、差動変圧器式、静電容量式、レーザ式などがある。
これらの測定原理は良く知られているものであり、各種のものが製品化されているので測定対象によって選択できる。出力信号は測定原理によって電気信号(直流・交流)が用意されている。 さらに、プロセス計装等で多く用いられている各種操作端(弁やダンパ等)の開度を測定するための発信器等も含まれており、この弁やダンパの開度測定には、すべり抵抗式、あるいはシンクロ式等が多く使用されている。
- リニアエンコーダ式
接触子に組み込んだスケールの移動量を光学的に検出し、ディジタル表示するもので、基準面と接触子(ローラ等)の間に被測定物を挟み込む方式である。接触式ではあるが変位や厚さ等オンラインの寸法測定に利用されている。
- ロータリエンコーダ式
ロボット系の駆動角度や制御角度測定等に広く用いられている。さらに最近では、高精度と信頼性をソリッドステート化により大幅に向上させ、マイクロコンピュータを搭載したもの等もある。