第105回 先端技術調査委員会講演会 開催報告

先端技術調査委員会では今年度の重要テーマとしてカーボンニュートラル実現のためのエネルギー戦略をあげています。この一環として、本年6月には「グリーンイノベーション実現に向けた水素エネルギーの利活用について」をテーマとした講演会を実施し、10月には福島の水素関連施設のオンライン見学会を実施しました。

また、10月末からイギリス北部のグラスゴーで国連気候変動枠組条約第26回締約会議(COP 26)が開催され、最大の論点は、パリ協定の目標である「1.5℃目標」を達成するためのルールブックを作成することで、その中でも重要な施策の一つが石炭火力の廃止に向けた取り組みです。これを実現するため、水素及びアンモニアへの燃料転換は大変重要な戦略として位置付けられており、早期実現が望まれています。

本日は、これらのエネルギーキャリア戦略に関する研究に関わりのある、大阪大学大学院工学研究科燃焼工学研究室 教授 赤松史光 様をお迎えし、「化石燃料の大量消費と環境問題を解決するための水素エネルギーキャリア戦略」というテーマで最新のご研究内容も含めて、ご講演を頂きました。

ご講演では、化石燃料の現状から水素やアンモニアへの燃料転換における、最先端研究状況まで幅広いお話を頂き、アンモニアの重要性と研究状況についても認識をあらたにすることができました。
なお、本講演会は、公益社団法人自動車技術会 関西支部 企画委員会の協力を得て開催させて頂きました。

当日の開催概要プログラム等は こちら 

講演会の様子(会員限定公開)

当日の録画データは こちら より閲覧できます(要 会員ログイン)

ページトップへ