【会員限定】第127回 先端技術調査委員会講演会開催のご案内

開催日:2023年9月22日

【会員限定】第127回 先端技術調査委員会講演会

      「測る力とつなぐ力で地球の未来に責任を果たす、横河電機がチャレンジする宇宙ビジネス」

               主催:一般社団法人 日本電気計測器工業会 先端技術調査委員会

 

 当委員会では2003年発足以来、会員各社の発展に寄与する最先端技術情報及び工業会に関連する最新情報の提供を通じた会員満足の実現及び先端技術紹介のチャンネル作りの調査・構築の実現を目指して活動を継続しております。最先端技術のエキスパートからの講演に始まり、工業会主催展示会開催テーマにリンクした講演、近年はニューノーマルな時代への対応、エネルギー問題、AI技術などタイムリーなテーマの講演も取り入れながら、先端情報のご提供に取組んでおります。

今回は東京会場(計測会館)、京都会場(島津システムソリューションズ(株)様会議室)の2か所に講師にお越しいただき2元中継のハイブリット講演となります。

 講演内容は、JEMIMA会員企業の横河電機株式会社様が取り組む宇宙ビジネス、そこに用いられる計測技術についてお話しいただきます。人類や文明の発展、宇宙空間の解明、地球と地球環境の保護など様々な目的で宇宙開発が進められております。新しい発見、ビジネスの可能性に満ちている宇宙、そこで必要とされる測る技術、制御する技術がどのような可能性の扉を開くのかワクワクしてまいります。

会員各社の技術開発部門のご担当は勿論のこと、経営層・企画・マーケティング等関連部門のメンバーを含め、広く自社の皆様にご参加を頂き、今後の事業活動の一助になれば誠に幸いでございます。奮ってご参加を宜しくお願いいたします。

日時

2023年9月22日(金)13:00~16:10(12:30 Webexミーティングルームオープン)

① 13:00~13:05:開会挨拶・講師紹介等

② 13:05~13:35:講演(1)(東京会場)

          横河電機株式会社 宇宙事業開発室

          室長 白津 英仁 氏

13:35~13:45:Q&A

③ 13:45~14:25:講演(2)(東京会場)

          横河電機株式会社 ライフ事業本部

          開発センター 第2技術部 マネージャー 東 拓哉 氏

14:25~14:35:Q&A

④ 14:35~14:55:休憩

⑤ 14:55~15:55:講演(3)(関西会場)

          横河電機株式会社 プロダクト本部 センシングセンター

          開発統括部 アナライザー部

          村田 明弘 氏

15:55~16:05:Q&A

⑥ 16:05~16:10:閉会挨拶

※講演の進行具合により、開始時間が予定より前後することも考えられます。ご承知置き下さい。

開催形式 JEMIMA Webex TV会議形式
参加対象

JEMIMA会員限定

(会員各社の技術開発部門のご担当は勿論のこと、経営層・企画・マーケティング等関連部門のメンバー迄幅広く)

内容 講演(1)

①タイトル:「横河電機が取り組む宇宙ビジネス開拓」

②講  師:横河電機株式会社 宇宙事業開発室 室長 白津 英仁 氏    

③概  要:横河電機の宇宙との関わりは古く、1961年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身の東大生産研、1962年に米国航空宇宙局(NASA)のロケットに電離層測定器を納入したことから始まっている。その後も、JAXAのロケット(H-IIA/B等)になどに製品をご採用頂くなど、プロジェクトごとに宇宙産業に関わっていた。ニュースペース(民間主導の宇宙ビジネス)の勃興を受けて中期経営計画で宇宙が探索領域に指定されたことから、2021年7月に恒久組織を設立して宇宙ビジネスの開拓を始めている。これらの経緯と、現在取り組んでいるビジネス開拓および市場概要について紹介する。

講演(2)

①タイトル:「宇宙環境を活用したライフサイエンス研究における横河電機の取り組み」

②講  師:横河電機株式会社 ライフ事業本部 開発センター 第2技術部 マネージャー 東 拓哉 氏

③概  要:現在、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が中核となり、様々な教育・研究機関や民間企業とともに、宇宙を活用したライフサイエンス分野の研究開発が進められている。「きぼう」では微小重力や高真空・宇宙放射線といった地上と異なる環境を利用して、生命現象や疾病に対する重力の影響の理解や、長期的な宇宙滞在における健康リスクの克服を目指す様々な実験が行われている。2020年には軌道上で細胞組織の内部構造等の立体的な観察を行うことが可能なライブイメージングシステム(COSMIC)が「きぼう」に搭載され、様々な宇宙実験に活用されている。本講演ではそのような宇宙環境を活用したライフサイエンス研究における横河電機の取り組みについて紹介する。

※ライブイメージングシステム(COSMIC)(JAXA、COSMIC: Confocal Space Microscopy)

・宇宙ステーション「きぼう」に設置されるライフサイエンス実験用の顕微鏡システム

講演(3)

① タイトル:「横河電機が取り組む宇宙ビジネス開拓 ~月面水資源データ取得への挑戦~」

② 講  師:横河電機株式会社 プロダクト本部 センシングセンター

       開発統括部 アナライザー部 村田 明弘 氏

③ 概要:宇宙ビジネス開拓の例として、現在進めている、地上の産業プロセス応用で実績のあるレーザ分光型ガス分析計(TDLAS)のコア技術を用いた月面のレゴリス中の水分含有量を測定する技術検討を紹介する。本技術は将来の月面居住活動の為にまず必要となる月面水資源データ取得に重要な役割を持つと考えている。

※レーザ分光型ガス分析計(TDLAS)(Tunable diode laser absorption spectroscopy)

・高温環境でも安全・高速・高精度を実現。波長可変半導体レーザガス分析計

※レゴリス(regolith)

・天体の表面に分布する堆積層

参加費 無料
定員 150名 定員になり次第締め切らせていただきます。
申込

下部の「参加申込はこちら(会員のみ)」よりお申込みください。

締切 2023年9月15日(金)
問合せ

一般社団法人日本電気計測器工業会 事務局 辻宛
電話:03-3662-8185
E-mail: jemima-seminar-sscat@jemima.or.jp

その他

Webexミーティングリンク(招待状)は、申込締切り後に参加申込みをされた方へ
メールいたします。(送信元:jemima-seminar-sscat@jemima.or.jp

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